当院の外来でよく患者さんからお受けするご質問について、お答えいたします。
インフルエンザA型とB型、症状に違いはあるの?
結論からお伝えすると、「A型だからこう」「B型だからこう」という明確な違いを症状だけで見分けるのは、実はとても難しいのが実情です。
過去においてはは「B型は熱が低い」、「B型は胃腸炎症状が起きやすい」と言われていました。
しかし今回、この記事を書くにあたって今日の臨床サポート、Up to dateといった専門的な情報源を参照しましたが、そのような記載はありませんでした。実際、今年の患者さんたちを見る限り、B型もA型と変わらず、強いだるさ、関節痛などの全身症状を伴う方がほとんどです。
タミフルを子供に飲ませても大丈夫?
お子さまにタミフル(一般名:オセルタミビル)を処方された際、異常行動など副作用を心配される声をよく伺います。結論から言うと、1歳未満の赤ちゃんも含め、お子さまが服用しても安全性に大きな問題はありません。
以前(2007年~10年間ほど)話題になった「異常行動(急に走り出す、飛び降りるなど)」について、厚生労働省による大規模な調査の結果、薬を飲んでいる・いないに関わらず、インフルエンザそのものの症状として起こり得ることが分かっています。
大切なこと: 薬の種類に関わらず、発熱から2日間は、お子さまを一人にさせないよう配慮してあげてください。
効果: 適切に服用することで、発熱の期間を1日程度短縮したり、重症化を防いだりする効果が期待できます。心配なことがあれば、いつでも診察時にお尋ねください。お子さまの体力や状況に合わせて、一緒に最適な治療法を考えていきましょう。
