感染症の動向について
インフルエンザについて
冬といえば、やはりインフルエンザですね!
今年のピークは11月下旬から12月上旬にかけてでした。茨城県の感染症情報センターのデータを見ると、現在はピーク時の4分の1程度まで落ち着いてきています。
出典:茨城県感染症情報センター(2026年1月9日のインフルエンザ流行状況)
当院の外来でも、インフルが流行している保育園などのコミュニティ内では陽性が出ることもありますが、「周りで流行っていないけれど、念のため検査をしたら陽性だった」というケースはかなり少なくなりました(ほぼゼロに近い印象です)。
また、例年であればA型が落ち着くとB型が増えるのがパターンですが、今のところB型の割合は1〜2%程度にとどまっています。
肺炎マイコプラズマについて
一方で、秋から流行が続いているのが「肺炎マイコプラズマ」です。
よくあるケースとしては、小学生低学年〜中学生くらいのお子さん3日以上熱が続き、日に日に咳がひどくなる夜も眠れないほど咳き込むといった、「長引く熱」と「悪化する咳」が特徴です。(以下はNHKの感染症情報のページのグラフを基に、横軸を月に変更しました)
秋の大きなピークは過ぎたものの、まだ流行は続いています。
熱や咳が長引く場合は、早めにご相談ください。検査での診断が可能ですし、この病気は適切な抗菌薬を服用することで、より早く回復に向かいます。
花粉症について
例年、2月上旬には花粉の飛散が始まります。ただ、昨年(2025年)は東京都で1月8日に観測史上最速の飛散開始を記録するなど、予測が難しい年もあります。
「初期療法」について
以前は「花粉が飛ぶ1週間前から薬を飲み始めた方が効果が高い」と強く推奨されていました。
しかし、最近の抗ヒスタミン薬は即効性が高いため、近年のガイドラインではそこまで強調されなくなっています。
とはいえ、本格的に花粉が飛び始めると、当院の外来も非常に混雑する傾向があります。「毎年症状がひどい」という方は、早めに受診して備えておくのがおすすめです。
「なんとなく調子が悪い」小・中学生のお子さんについて
冬休みが終わって、約1週間が過ぎましたね。
今年は1月8日(木)から始まる学校が多く、「2日間登校したらすぐ三連休!」という、お子さんにとってはエンジンをかけやすい日程でした。
しかし、この三連休が終わると、2月11日の「建国記念の日」まで平日の休みはありません。
冬休みの疲れや生活リズムの変化から、「朝起きられない」「頭やお腹が痛い」と訴えるお子さんが増える時期でもあります。
一見「怠けているのかな?」と感じる症状でも、実は睡眠障害や起立性調節障害、過敏性腸症候群など、適切な治療で改善できるケースがほとんどです。
お子さんの様子で気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
