茨城県土浦市桜町の小児科

ブログ

映画(DVD)「インサイド・ヘッド」を観ました

県内でもオミクロン株が活発ですね(心の中ではオミクっち、と呼んでます←たまごっち世代)。

我が家は早めにstay homeということで、週末は家族でDVDの「インサイド・ヘッド」を見て過ごしました。

 

出典:ディズニー公式HP

2015年にピクサーから出た映画です。11歳の女の子が主人公で、その頭の中で5つの感情たちが大活躍します。感情たちは「ヨロコビ」、「カナシミ」、「ムカムカ」、「ビビリ」、「イカリ」と名前がついています。
小さい頃はちょっと怖いことや悲しいことがあっても最後は楽しいことばかり。ところがお父さんの仕事の都合で引っ越すことになってから…、というストーリー。

 

もうすぐ7歳の息子と見ましたが…
これまで戦闘シーンがないアニメは「おさるのジョージ」の15分が限界でしたが、一部をのぞいて約90分、テレビの前にいることができました~。

 

それくらい(?)面白かったです!

 

見終わって、小児科医としては「メタ認知」という言葉が浮かびました。
メタ認知とは、自分で自分がどんな状況にいるかを客観的に認識することで、「いま、自分は怒っている(あるいは悲しんでいる)」と感じることです。

 

精神科の先生が書いた本で読んだのですが、自分の感情をメタ認知できるようになれば、いずれその感情と折り合いをつけることができるようになるそうです。

たしかに、自分が悲しんでいることを認めずに、悲しみから抜け出すことはできないですよね(あるいは、抜け出してもその場しのぎ)。

 

自分としては、「コロナが流行っていて不安だな」「自分がなったらどうしよう…」などの気持ち(ストーリーの中では「ビビリ」)が大きくはないものの、たしかにあることを再認識しました。だから「ビビリ」が張り切りすぎないようにほかのメンバーに頑張ってもらいたいですね。

 

息子はというと…
目玉が飛び出る、全身で窓にぶつかってベシャっとなる、とかピクサー&CGならではの大げさな演出に大爆笑!
基本的に「ヨロコビ」がリーダーなんでしょうね。今は!。

  

小学校中学年くらいのお子さんで、「きもち」、「こころ」に興味が出始めていたら、一緒に見ると面白いと思いますよ~