茨城県土浦市桜町の小児科

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夏の保湿剤を選びましょう!

6月14日から関東地方も梅雨入りしたようです。
じめじめしたシーズンが始まりますね~。
 
大人も子供も汗をかきやすいこのシーズンは、アトピー性皮膚炎などで湿疹の治療や保湿をしている人にとっても悩ましいシーズンです。
 
とくにお風呂上り!。
小さいお子さんは拭いても拭いても汗が出るのでその上に保湿剤や軟膏を塗るのはなかなか大変ですよね。
 
ところで保湿剤には種類があるのをご存知でしょうか?
 
  1. 軟膏
  2. クリーム
  3. ローション
  4. フォーム
の4つがあります。
 
ローションまではご存知の方が多いですが、その名の通り泡状の薬液であるフォーム剤もあります。
保湿力では軟膏>クリーム>ローション>フォームの順になりますが、
べたつきの少なさはこの逆で、ローションやフォームの方がべたつかずに塗りやすいです。
 
このため季節によって使い分けると、こんな感じです。

 
湿疹がまだ消えていない状態では軟膏かクリームが必要ですが、湿疹が消える寛解状態を過ぎて、維持期に入れた患者さんに対してはローションやフォームでも大丈夫なケースが多いです。
 
フォームの使い方としては、たっぷり(キャップ1個分くらい)だして、広い面積(掌4枚分)に広げる、という感じです。
 
外来には、お試し用のローションやフォーム(それぞれ先発品と後発品)を揃えています。
医師から提案することもありますが、ご希望であれば気軽に「試してみたい」とご相談ください。web問診票にそのように入力していただいてもOKです。
 
フォーム剤の先発品とジェネリック品を比較した動画もありました。
個人的に試してみた印象としては、べたつきがより少ない先発品が好みですが、ジェネリックが好みの方も何人もいます。両方処方していますよ~。
 
 
 
近隣にお住まいの方もお気軽にご相談ください(阿見町、つくば市、美浦村、かすみがうら市、石岡市など)。