県内のコロナウイルス患者さんが緊急事態宣言でも減りきらず、微増しつつありますね。体に症状がでるとついつい
「コロナ!?、違う!?」
と思ってしまうかもしれません。
たしかに例年ほどではありませんが、以下のようにありふれた感染症も発生しています。当院では注意して問診、診察し、必要であれば検査を行っています。疑わしい場合はご来院ください。
当院での感染症対応としては
- こちらの基準に則って感染症が疑われる方は原則的に駐車場の車内または、旧医院内で対応しています。
- このように時間も分けていますのでご協力お願いいたします。
- 大人の方も診察させていただいています。お父さんお母さんはもちろん、ご家族の受診がない単独の成人の方でも大丈夫です。お気軽にご予約・ご連絡ください。
急性胃腸炎
ほぼ毎日のように数例の患者さんがいらっしゃいます。1~2歳の子が保育園からもらってきて、家族内に流行し、お子さんは軽症~中くらいの症状なのにお父さんお母さんは一晩中吐き気でぐったり、なんてケースもしばしばあります。
お子さんの吐物、下痢のお世話をした後は十分に手洗い・消毒を行いましょう。
発症して間もなくの連続する嘔吐は3~4時間くらいすると落ち着いてくることが多いので、あわてて大量の水分を取らず落ち着くまではスプーン1杯程度、少しずつ上げましょう。
溶連菌感染症
主な症状は発熱、咽頭痛です。時々、胸やお腹にざらざらした発疹が出る子もいます。口蓋垂といういわゆる「のどちんこ」のあたりが充血するのが特徴です。扁桃炎も起こします。
これも、保育園・幼稚園くらいのお子さんが発症してお父さんやお母さんも軽く似た症状になるケースがあります。当院でも週に1例くらい出ています。
RSウイルス感染症
例年、秋から冬にかけて流行する、0~1歳ごろのお子さんに強い咳や喘息のような喘鳴をきたす感染症です。今年はインフルエンザのように、冬に全く流行りませんでしたが、なぜか春が近づいてから九州、岩手などで流行しています。ニュースにもなっていました。
当院でもここ1~2週で1例ありました。今後も注意が必要かもしれません。
突発性発疹
乳児の発熱で代表的な感染症です。典型的なパターンとしては、生まれて初めての高熱で咳・鼻汁はあっても軽い→高熱が3~4日続く→解熱した後(当日~半日後くらい)に胸・お腹・背中を中心に赤い発疹がでて機嫌が悪くなる→3日くらいで改善する、という経過です。
2歳を超えてかかるのは稀、とされていましたが最近は2歳以上の例も増えているようです。ドクター向け雑誌の記事ですが報告されています。当院でも実際にそのようなケースを経験しています。
全国の患者数の推移です↓コロナウイルスの影響がほとんどない感じで、例年通りに流行してますね。
流行中の感染症を調べてみましょう
茨城県の感染症流行情報のHPです。
1週間前の情報になってしまいますが、県全体を網羅した情報を得られます。
インフルエンザの情報もここに出てきますよ。