風邪のような症状で受診される乳児~2歳くらいまでのお子さんのご家族から
ワクチンの予定があるんですが、咳や鼻水が止まってからですか?
というご質問を時々いただきますので、こちらでもご回答いたします。
予防接種には「接種要注意者」という言葉があります。これは、接種は必要だが接種前の問診や診察で注意が必要なひと、という意味です。
この中には
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなもの
- 37.5℃以上の発熱があるもの
という項目があります。
しかし、風邪は程度にもよりますが「重篤な」急性疾患ではありません。
また接種前の検温で37.5℃以上であればワクチンはできないことになっています。
「1週間くらい前に2日間くらい発熱したけど下がり、咳と鼻水が続いているけどピークは越えて今は元気」
というよくあるケースの場合、ワクチン接種は可能です。
コロナウイルスおよびコロナワクチンで世の中の話題はもちきりですが、お子さんのワクチンは必要以上に遅らせずに接種して差し上げたいと思っています。ご不明な点がございましたら受診の際や電話でお問い合わせください。